試合での選手の走行距離・スプリント回数の増加

サッカー 広いフィールド

現代サッカーでは、試合中の走行距離が注目を集めています。試合への貢献を表す数値として、走行距離を耳にすることが増えているのではないでしょうか。ロシアワールドカップでの総走行距離を記録したのはペリシッチで、モドリッチとともにクロアチアの準優勝に貢献しています。近年、試合における選手の走行距離は増加しており、中でも突発的なダッシュ・スプリント回数に至ってはかなり増加しているようです。選手が継続的に走って走行距離を伸ばすというよりは、ダッシュやスプリントを繰り出し、緩急ある走りにトレンドがシフトしていっています。

試合での走行距離は、複数のカメラでの撮影映像を分析ソフトで解析する方法で算出されています。また、シューズ内に専用のチップを埋め込み、プレーすることで走行距離や最高速度、速度ゾーン、運動時間やスプリント回数などを算出できる技術もあります。そのように算出したプロサッカー選手の1試合あたりの平均走行距離は11キロ前後になるようです。

古ぼけたサッカーボール

データを基に語られる試合での走行距離ですが、サッカーの試合において個人、あるいはチーム全体の走行距離がそのままチームの成績に関わってくるわけではありません。走行距離そのものよりも、得点のチャンスに絡むにはむしろここぞというときのスプリント(Jリーグの定義によれば時速24km以上を1秒以上継続した場合にカウント)が重要となる場合も多いです。例外的に、メッシのように平均よりも走らず得点を生み出す選手もいますが、近年の走行距離やスプリント回数の増加を見るとトレンドの流れるようなカウンターや裏への走り込み、守備での早いプレスなどこれらの実現には走ることに力点が置かれているということでしょう。また、リーグ同士で比較した場合、ブンデスリーガでの平均走行距離はJリーグより上回っているというデータがあります。また、両者を比べてみるとブンデスリーガではスプリント回数も遥かに多く、倍近い回数行われているようです。リーグカラーというものもありますが、日本サッカーの向上には参考になるデータかもしれません。


フィジカルが強い選手の起用が増加

サッカー選手

サッカー中継などを見ていると、解説の人が「この選手はフィジカルが強い」と言っているのを聞いたことがあるのではないでしょうか。フィジカルが強いとは、サッカーにおいては体幹がしっかりしている選手といった意味で使用されることが多いです。具体的には、ドリブルで攻め込んでいるときに相手のディフェンダーから詰められても、倒されたり潰されたりすること無くプレーを続けられるという感じです。近年、サッカーの監督はフィジカルが強い選手を起用するケースが増えています。クリスティアーノ・ロナウドなどが代表的ですが、フィジカルが強い選手は決定的なシーンを作り出す力もありますし、そういったシーンを無駄にしない傾向にあるので起用されることが多いのでしょう。

選手の間でも体幹トレーニングなどを重点的に行い、フィジカルを強くしている選手は大勢います。日本代表でも活躍している長友佑都選手などはその代表的な例と言えます。長友は身長は170cm程度とサッカー選手としては小柄な選手ですが、自分より大きな選手にも負けないために体幹トレーニングを重ねており、その体幹トレーニング方法は書籍などでも販売されています。起用する監督側としても、トップレベルの選手の中でさらにフィジカルが強い選手というのは体幹だけでなく心肺機能も高いため、安心してフルで使えるという気持ちがあるのではないでしょうか。技術だけではなく、フィジカルもサッカー選手に求められる資質になっています。

サッカーゴール